2026/10/10 15:56
こんにちは、いつもお世話になっておりますマジカペです。
今日はサイドストライプのお話です。

昔、クルマに夢中になっていた頃の話です。
アルバイト代をガソリン代やパーツ代に使っていた、あの頃。
当時のスポーツカーや、ちょっとスポーティーなセダン、クーペのボディサイドに入っていたストライプが、とても印象に残っています。
一本のラインが入るだけなのに、クルマ全体が少し低く、少し長く見える。
あれが妙に格好よかったんですよね。
今になって思うと、ほんの少しの線や色の違いで、クルマの印象はずいぶん変わるものです。
そんな昔の記憶を、今のロードスターで再現してみたくなりました。
で、結局、自分で作ってしまいました。
シンプルなものほど、意外と難しい。
今回作ったのは、ロードスターのボディサイドに沿って伸びる、細いストライプです。
デザインそのものは、とてもシンプル。
ただ、実際に作って貼ってみると、これがなかなか難しい。
長いラインをまっすぐ貼るというのは、思っていた以上に気を遣う作業なんです。
せっかく作るなら、特殊な技術に頼らず、必要な道具と材料、そして多少の施工スキルがあれば、きれいに貼れる方法を考えたい。
そんなことから、いろいろと試行錯誤が始まりました。

最後には捨ててしまうもの。
今回、一番考えたのが位置合わせの方法です。
現在の方法では、ボディの片側3か所に位置合わせ用のデカールを貼って、それを基準にストライプを一直線につないでいきます。
そしてストライプを貼り終えたら、位置合わせ用のデカールは剥がしてしまいます。
つまり、最後には捨ててしまうものなんです。
これが、なんとももったいない。
最初はA4プリンターで印刷した型紙をハサミで切って、位置合わせに使う方法も考えました。
もちろん、その方が材料費は安く済みます。
でも、実際にやってみると型紙を切る手間もあるし、位置を決めるのにも時間がかかります。
そこで、位置合わせ用のデカールにも3M製のカーラッピングフィルムを使うことにしました。
材料費は上がりますが、作業はずっとスムーズになりました。
最後には剥がして捨てるものなのに、そこまでしなくてもいいんじゃないか。
そんな気もします。
でも、実際に貼る作業を考えると、ここは手を抜きたくなかったんですよね。
フィルムもいろいろ試しました。
ストライプ本体に使うフィルムも、何種類か試しました。
今回はかなり細いラインなので、フィルムの扱いやすさや、貼った後の状態も気になります。
いろいろ試した結果、個人的には3M製のフィルムが一番安定していて、扱いやすい印象でした。
高圧洗車も試していますが、今のところ特に問題は起きていません。
もちろん、まだ試作段階なので、これからも様子を見ていこうと思っています。
そして、やっぱり大切なのが下地処理。
丁寧に洗車して、しっかり脱脂する。
当たり前のことですが、こういう基本的な作業が仕上がりを大きく左右します。
ボディのコーティングの状態によっても、フィルムの密着には違いが出るかもしれません。
細い一本のラインですが、きれいに仕上げるために考えることは意外と多いものです。

一本のラインで変わるもの。
こうしていろいろ試していると、最初は単純に昔のデザインを再現したかっただけなのに、いつの間にか施工方法や材料のことまで、ずいぶん考えることになりました。
見た目は、ただの細い一本のライン。
でも、そのラインをどこに通すか、どのくらいの太さにするか、どんな角度で見えるか。
それだけでクルマの印象は変わります。
少し低く見えたり、少し長く見えたり。
クルマの形そのものは何も変わっていないのに、不思議なものです。
昔、何気なく格好いいと思っていたものを、今になって自分の手で形にしている。
あの頃は、まさか自分でこんなものを作ることになるとは思っていませんでした。
まだまだ試してみたいこともありますが、こういう時間はやっぱり楽しいですね。
たった一本のラインなのに、なかなか奥が深いものです。
magic carpet design
